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2009年5月25日 (月)

ワンポイントアドバイス(1)

Q(1)

高度難聴(聾)児も「話し言葉」を身に付けることはできるのでしょうか?

高度難聴(聾)児の場合、幼児期に適切な聴き取りと発話の指導を受けずいると、いわゆる「聾」となってしまう可能性があります。聴力損失が100dBを超える子どもの場合、0歳~6歳の言葉の学習にとって極めて重要な時期に、視覚(手指法)に頼らずに、残存聴力を活用して、言葉を聴き取る練習、また明瞭度の高い発話能力を身に付ける練習をすることが極めて重要となります。言葉は耳が聴くのではなく脳が聴くのです。また、口が話すのではなく脳が話すのです。手話などに頼ると脳の聴覚領域が視覚刺激に反応するようになってしまいます。脳の機能がそのようになってしまうと、いくら人工内耳を付けても、いくら発音練習をしても、音声言語を身に付けることはほとんど不可能となります。脳がしなやかな時期に、残存聴力域で音声を聴き、声を出して話す練習をすることが欠かせません。読み書きにしても、音声言語が基盤となります。音声での記憶が困難であると、読んだり書いたりすることが難しくなります。

高度難聴(聾)児も、適切な聴き取り練習と発話練習を積むことで、音声言語(話し言葉)を身に付けることが可能となります。その際には、皮膚を通して身体で音声を感じ取る(触振動覚)などの多感覚的な指導を行うことをおすすめします。

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