ワンポイントアドバイス(11)
Q(11)
高度難聴の乳幼児には、どのように話しかけ、どのように言葉を教えていったらよいのでしょうか?
A
健聴であっても、2歳未満であると、まだ話しかけられている言葉を十分に理解することは難しいようです。しかし、誕生と同時に、聴き取り理解の練習を開始していることは確かです。乳幼児は、まず、話しかけられた簡単な単語や言い回しを覚え、やがてそれらをつなぎ合わせて二語文、三語文と自分で言葉を操作し始めます。重要なことは、話しかけられなければ、話す力が育たないということです。
高度難聴の乳幼児も同様です。考えようによっては、健聴児以上に話しかけてあげなければなりません。配慮すべきことは、言葉の聴き取り学習が開始できるような環境に乳幼児を置いてあげることです。難聴であるからこそ、言葉を知らない時期であるからこそ、周囲の者が、努めて言葉をかけてあげなければなりません。
その際、年齢に相応しい単語や文章で話しかけてあげなければなりませんが、具体的にどのような単語や文章が相応しいのかを考えると、なかなか難しいです。
基本的な心がけとしては、ごく普通に、健聴児に話しかけるようなつもりで言葉を選び、話しかけることです。また、ゆっくり、一音一音区切って話すなどといった不自然な話しかけ方等もしないことです。とにかく普通に、自然に話しかけることが一番です。
そして、なによりも、日常の生活の中で、場面や状況に応じて、言葉がけをすることが重要です。日々の行動や活動を通じて、言葉の意味内容を伝えることで、幼い難聴児の理解力を育むことができます。家庭での親子一体の生活が不可欠です。
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